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大塚国際美術館スタッフがピックアップする、展示作品やイベント、ある日の出来事など、様々な情報を徒然と書き綴ったブログです。美術館をもっと身近に興味深く楽しんでいただけたら嬉しいです。
春は暖かく、たくさんの花が咲く季節。特に日本では桜が咲き、お花見に出かける人も多い季節です。今月ご紹介するのはミレーが描いた春の風景作品。ミレーといえば『落ち穂拾い』のように農民が主役であるものが有名ですが、ここには人物がほとんど見えません。純粋な風景画に近い作品なのです。『春』という題名ですが、
一般的に「受胎告知」の日は3月25日とされています。そこで今月はこちらの一枚をご紹介します。「受胎告知」の場面で描かれる百合の花はマリアの純潔を表します。多くの絵画は、大天使ガブリエルがその百合の花を手に持ち描かれています。しかし、ここでは百合の花は床の花瓶に飾られ、天使の手にはオリーブの木が描か
ボッティチェッリ、サンドロ 「ヴィーナスの誕生」ギリシャ神話に登場する愛と美の女神ヴィーナスは、神々の中でも特に美しい女神とされています。 海の泡から生まれ、ホタテの貝殻に乗り岸にたどり着くヴィーナス。 左側で風を起こしてヴィーナスを運んでいるのは、西風の神ゼフュロスと妻のニンフ(妖精)です。 その
拡大表示 「最後の晩餐」(1495~98頃)は巨匠レオナルドの代表作というばかりではなく、ルネサンス古典様式を代表する西洋美術史上の最高傑作と云われています。 しかし、この壁画の運命は極めて悲惨なものでした。 1970年代までは、その芸術的価値もよく
かつてスペインのドーニャ・マリア・デ・アラゴン学院にはエル・グレコ(1541-1614)の円熟期、 1600年前後の制作になる大祭壇衝立画がありました。残念ながらこの作品は19世紀初頭、ナポレオン戦争で破壊され散逸し、幻の祭壇画となりました。当美術館ではスペイン美術史家、故・神吉敬三教授の説に従って