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モネの「大睡蓮」は、パリのオランジュリー美術館にあります。
楕円形の空間をぐるっと囲んでいる絵は、印象派のモネが86歳でなくなるまでの最後の10年をかけて描いた睡蓮の池です。
ぼんやりとやわらかな光につつまれて、静かにたたずむ枝垂れ柳と、水にまどろむような睡蓮。そこには夢幻の世界がゆったりと広がっています。
真ん中に椅子が置いてあります。ちょっと座ってみましょう。
すると、目の高さにあるのは、デリケートな光を映す水の世界ばかり・・・。
日々のあわただしさをしばし忘れて安らぐ、幸せなひとときが訪れます。
モネはこの絵のある部屋のことを「花咲く水槽にかこまれた心静かな瞑想の場」と呼んでいました。
大塚国際美術館では、「大睡蓮」を自然の光あふれる屋外に展示しています。
また、展示をかこむ池では、赤、白、黄色、オレンジや、珍しい青色など、色とりどりの睡蓮の花が咲き誇っています。
特に7月は最も美しく、見頃です。ご来館の際には、ぜひ朝一番にモネの「大睡蓮」と睡蓮の池にいらしてくださいね。
睡蓮の花は午後からだんだん閉じてきますのでご注意を!
(文責:学芸部 喜井智子 2010年7月)

モネの「大睡蓮」
1916-26年
オランジュリー美術館、パリ